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川口市のおすすめ盆栽園といえば矢島清芳園さん。 [盆栽のはなし]

2017.06.17公開記事
2019.6.17追記あり
何度もお伺いしているうちに矢島清芳園さんの『エッセンス』がわかってきました。

川口市の矢島清芳園(やじませいほうえん)さんのご紹介です。

ネット上に矢島清芳園さんの情報がほとんど無し・・・・知る人ぞ知る・・・・ウェブサイトをお持ちでないようです。現地近くの看板は清芳園と三文字の表記なので気をつけて下さいね。川口盆栽マップでは矢島清芳園との表記なのでこのブログではそちらに合わせます。
 川口市の秘境の地といえる赤山城跡の隣。ドライブなどで川口市を通っていてもぜったいに気づかないと思います。隠れ家的でもあります。

雑木の小品(しょうひん)を専門に千点を軽く超えるほど盆栽があるかと思います。
少人数で経営なされているのである程度盆栽の知識がある方のほうが向いている盆栽園さんです。その理由ですが、季節によって・・・・例えば植え替えなどの時期では初心者さんへの対応がしきれない事があるかも?
もちろん初心者さんが向かっても販売して頂けます。空気を読みつつお伺いすると良いでしょう。電話で一報されてから向かうと良いでしょう。コミュニケーションを経て向かえばしっかりフォローしてくださる事でしょう。突然だとタイミングが合わない可能性。

『侘び的』といえるストイックな盆栽園さんです。マジメな盆栽園さんで買いたいなという方にはなおさらお勧めです。


※画像はタップ(もしくはクリック)で拡大します。ゆっくり眺めてね

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矢島さん(四代目)がここまで仕立てたツルウメ。素敵でしょ?鉢は名品。数十年前に特注で製造した矢島清芳園オリジナルです。笠間焼。鉢の裏面にちょっとした工夫が。お父様のアイデアだそうです。デッドストック品が少々あるとか。
 いくつもの季節を矢島さんの棚場ですごしてきた子。猛暑も冷夏も、暖冬も厳冬も・・・・季節のリピートを何度も越え・・・・太陽活動サイクルもいくつか体験し・・・・今日こんな姿に。ストイックであり正に侘び的。軽妙洒脱的です。小さいけれども大木のようなシルエット。枝が軽やか。
 バランス感が素晴らしいです。僕の棚場でいい感じで存在感をアピールしています。枝をよく見て下さい。太陽活動周期のグラフと似ています。そう捉えるととても素敵です。盆栽の銘は『第二十五周期(リピート)』に決定。

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BW撮影

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参考:こちらも先日購入。こちらはお父様(三代目)作のお品。ツルモドキ。針金掛け一切無し。培養の工夫すなわち『知恵』でここまでの曲付けが出来るそうです。ただし運的なものも絡むので同時に育ててきたその他のツルモドキはそれぞれ種々相です。全く同じ子はもう当然にありませんが、同じ作り方で培養してきた子はまだまだ棚場で培養されています。古典盆栽の美。針金掛けによる曲付けとは全く異なる時空間から生まれた盆栽。独自の技も用いられています。玄人さんはこの樹のどこを最も評価するか?・・・・・・立ち上がりが美しい・・・・面白い樹だね。このような素質がある樹を培養していくべき。(85歳・歴約60年の盆栽士さんのコメント)

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BW撮影・末尾でもう一度紹介します。記憶に留めておいてくださいね


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参考:こちらも先日購入。『まゆみ・亀甲性(亀の甲羅のようなヒビが樹皮に起こる)』

さて始めましょう。

埼玉県には旧大宮市の盆栽町がありますが数件が残るのみ。川口市の方が盆栽業者さんの数が多い。大小合わせれば3ケタになるとか。

盆栽世界大会でもらった川口盆栽マップを見て川口の盆栽園巡りをしました。
そして出会った一般人には知られていない盆栽園さんを今回紹介します。ちなみに僕はかなり盆栽が好きですがそれでビジネスを行っていません。盆栽関係の会社さんで利害関係がある会社さんはありません。

今回紹介させて頂く川口市のおすすめ盆栽園さんは・・・・

矢島清芳園(やじませいほうえん)さん
小品(しょうひん)・雑木(ぞうき)が主。数千鉢あるかと思います。生産されております。すごい数。大変なお仕事だと思いました。(仕入れたものを仕立てて販売しているものもあるそうです)

みなさんご存じでしょうか?あまり一般的な知識ではありませんが盆栽園には大きくは2種類の業態があります。

盆栽業:ぼんさいぎょう ⇒盆栽の生産をなされている。もしくは預かって培養しているなど生産や培養に関わる事が主なる仕事。一般人にほぼ無名な事が多い。もしも知られていても表立って広告をだしたりしていない傾向。良い盆栽を仕立てる事で評価される業態。

盆栽商:ぼんさいしょう ⇒盆栽を仕入れて販売している。ネットで転売を繰り返す業者さんも盆栽商になります。一般生活者対象の業態ですから一般人によく知られている。広告や旅行ブックなどで名を見かける事が多い。売り上げを高める事で評価される業態。

盆栽業の中でも生産する盆栽園さんは多くの数を育てているので、育てる事に関してのノウハウがハンパではありません。そして近年ではそのような盆栽業を営んでいる盆栽園さんは少数派です。かなり少ないです。繰り返しますが良い盆栽を仕立てる事で評価される業態。

盆栽商はどんな季節にどんな樹が売れるか?どんな樹に価値があるか?どんな年代の人にどんな樹が人気か?オークションに出品する時に高値で終了させる出品方法、売買時の駆け引きの仕方、初心者さんに対するフォローなど、現代的に言えばマーケティング的なノウハウがハンパではない。大きくはそんな二つの業態があります。繰り返しますが売り上げを高める事で評価される業態。

その中間的な業態もあるでしょう。中間と言っても『業より』『商より』という違いもあるでしょう。
※企業経営企画業を営んでいるのでついついこういう目線で分析してすみません。

そして今回紹介する矢島清芳園さんは極少数派の『生産する盆栽業』です。盆栽業の盆栽士と盆栽商の盆栽士さんは見ている景色が全く異なり、別の職業と言っても差し支えないでしょう。

さらに・・・・

盆栽の生産と聞くとJAやホームセンターなどで売っているビミョーな盆栽をイメージしてしまいそうです。そのような『盆栽業』もありますが、矢島清芳園さんはそういう盆栽ではなく、有名盆栽園が仕入れにやってくる品なのです。農家さんが片手間にテキトーな盆栽的なものを作っていることがありますが、そういうものではなく「盆栽」です。かなり大変な事を為されています。丁寧な培養を継続する事はどれだけ大変なのか・・・・

矢島清芳園さんのご近所に『やじま園』さんもあります。親戚に当たります。向かう時にはそれぞれ違う盆栽園である事は必ず知っておくべし。


【これは知っておこう】ちょっぴり先輩より
矢島清芳園さんは膨大な品数が。するとどこからどう見て良いか?悩みがちです。そして・・・・上から眺めてしまいがちです。
 水やりし易いように腰程度の高さの棚場になっていますから(それは当然ですが)、すこし屈んで盆栽の高さ目線でジーっ@@ と眺めると良いでしょう。当然にその目線で美しく見えるように仕立てられているのです。すると・・・・あれもこれも・・・・・素敵な子達が多く視界に入ってきます。上から眺めていると見逃してしまいます。それはもったいない事。この件を意識して向かって下さい。

【これも知っておこう】
矢島さんに聞きたい事は様々あると思います。僕からアドバイスする矢島さんに尋ねておくべき重要ポイントは栄養管理。矢島さんはプロなのでベストな栄養管理で培養してきたワケでそこをしっかり継がないと栄養不足にさせてしまいます。
 ですからあなたが矢島さんから盆栽を継いだとすれば栄養についてアドバイスを頂くべきでしょう。もちろん置く環境により変わる訳ですが矢島さんの棚場の環境ではどんな栄養をどんなタイミングで与えてきたか?判断の為に原点となる情報を知っておくべきでしょう。

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