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盆栽の季節を意図的に [盆栽のはなし]

こんな実験をしていました。

極端な暖冬が起こり
冬が無くなってしまったら?
天保年間の極端な暖冬というものが再来したら?

実験方法としては・・・・
昨年秋に落葉した直後から春先のような環境で管理開始。
そして春が到来したらそのまま自然に戻す。

その『疑似暖冬環境』において、冬季の様子は・・・・
ヒノキやサワラはふつうに成長をし続け
ケヤキはそれなりに葉を展開し落葉しない。
ただし日差しが弱い為か様子を伺っている様子。本格的な芽吹きはしない。

富士ブナ(おそらく実生3年生)が・・・・面白い結果になりました。

mogumogu-hujibuna-2019-06-15.jpg
※矢島清芳園さんで購入したカエデと一緒に富士ブナを撮影。このカエデの購入日は2019年6月8日ですからこの画像の撮影日時の一つの参考となるでしょう。

富士ブナは秋に落葉する時に翌年の芽をつけています。
春先の環境を作り冬を体験させない・・・・すぐに芽を開くと思いきや・・・・
まったく芽が動かない。そして春が到来し自然環境に戻しました。
枝には水分が回っているようで枯れているようには思えない・・・・
しかし5月を過ぎても一切動きがない・・・・
そして6月の中旬になりやっと芽が開きそうな様子です。
(通常通りに面倒をみてきた富士ブナは4月中旬に芽が開き始めました)

mogumogu-hujibuna-2019-06-15-02.jpg
6月中旬になりやっと芽が動き出す・・・・

なんと・・・・富士ブナが極端な暖冬を体験してしまうと
こんな極端な事が起こるようです。といってもサンプルは二つですが。
もう一つのサンプルは枯れている様子はありませんがまだまだ動きがありません。

天保の飢饉の最中に極端な暖冬の年があったとの記録があります。
カラカラに乾いた南風が吹き付けビックリするほど暖かな冬だった。
偏西風の蛇行が主因と思われますが、そんな事が起こったら盆栽はどうなるのか?
先行で実験しておこうと思い昨年秋から様子をみていました。

極端な暖冬が起こっても枯れるとは限らないようです。
暖冬は芽吹きを早めそうなイメージですが樹種により極端に遅れる事もあるようです。
そのような事が起こった時は諦めずに面倒を見続けましょう。
枝に弾力があり活き活きとしているので枯れたようには見えません。
ただし樹齢や昨年の栄養管理など様々な条件が関わること。あくまでも今回条件での一つの事例とご理解くださいますようお願いします。

mogumogu-fujibuna-2019006016-01.jpg
24時間経過。6月16日15時頃。無事進行中

すごく面白かったです。芽が全く開かないのに枯れているような様子ではない。
今年はもう芽が開かないのかな?なんて思い始めていました。

ヒノキサワラアスナロは暖かくなればすぐさま成長再開。融通が利く子。
優秀だと思います。

mogumogu-konara-mori.jpg
僕の散歩コースにいらっしゃるコナラ様。画像では分かりづらいですがなかなかの太さです。樹齢は・・・70年程度?戦後生まれでしょうか?