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ジャイアント・セコイアを育てよう2017.12.11 [ジャイアントセコイアのはなし]

地球上で最も体積がある植物のジャイアント・セコイア

日本で育ててみよう、という記事シリーズです。久々の更新です。聞いた話、検索した話ではなく自分で挑戦した結果を記事にしていきます。

※こちらは最新の記事ではありません。最新の記事では鹿沼土を用いた実験開始です。

※挿し木(挿し芽)の画像をこの記事内にアップしておきました。日本語検索でジャイアントセコイアの挿し木の挑戦や結果の記事はこのぶろぐが初のようですね。情報が極端に少ないですね。

giant-sekoia-2017-12-11.jpg

↑こちらの画像は盆栽の鉄則を踏まえて培養中のジャイアントセコイア。枝振りが盆栽的になってきました。人間でいえば2歳。盆栽でいうところの3年生。とにかく無駄に葉が生い茂るので剪定をマメに。一般種の国産ヒノキを盆栽にしても同じ事が起こります。きれいな樹形の盆栽は長年の手入れにより実現されています。大きな樹を鉢植えで育てる際は盆栽の鉄則を踏まえ常に手入れする事。それはジャイアントセコイアに限らずです。葉が生い茂り過ぎると最悪病気になり枯れたりします。(これを断定型で言い切れるようになった事。それは僕の成長の成果です)

なお一般種の国産ヒノキを盆栽に仕立てる方が、ジャイアントセコイアを盆栽として仕立てるより難しいですよ。ここまで元気に葉や枝が生い茂るのですからむしろ盆栽向けの樹だと言えます。直幹仕立てが作りやすいでしょうね。
ヒノキは魚の骨のように枝が発生するのでそれを針金掛けをして捻じって八方向へ枝が発生しているように見せかけます。このジャイアントセコイアは八方向に枝や葉が生い茂るので剪定だけで盆栽が作れます。(なおヒノキ一般種の盆栽も10鉢くらい育てています。実生からも育てています。

ヒノキ科という分類がされているとの事ですが外見上や成長の様子は、日本の杉に近いです。
ヒノキは鱗片状の単位で成長していきます。日本の杉を盆栽にしようとする時に起こることと似ています。杉の盆栽は2鉢育てています。



なお画像内の黒い針金は幹がバナナのようなカーブを描いていたので矯正して真っ直ぐにしている最中です。ジャイアントセコイアの針金掛けは12月から2月くらいまでの間でしょうか。本来針金は邪道なのですがこの子は様々な事を試して公開していく必要があるので敢えて実行しました。

さて
ネット上のジャイアント・セコイア栽培関連の記事は一通りチェックさせて頂きましたが・・・・九割以上の方が鉢植えで育てています。

今あらためて先輩の皆さんの記事を振り返ると、もしも、「盆栽」の基本を理解していれば、思いつく事であろう事を飛ばしてしまっているのではという事です。

そもそも、地植えと鉢植えで起こり得る違いを理解せずに育てている方が多いと推察されます。すなわち前提を欠いていると・・・・・それは・・・・「失当・しっとう」。前提を欠いているという恐ろしい言葉が脳裏を過(よぎ)ります。

僕もこの記事群をスタートした直後はそのような景色を見てしまっていました。
しかし、開始直後に盆栽の先生に出会い、時間をそれなりに投じ、盆栽、すなわち樹を鉢で育てると起こり得る事をある程度学びました。もちろん奥深い世界ですから、全てを知る事は人間の人生の時間では難しいものです。ましてや短い時間で。

とは理解しつつも、とにかくがむしゃらに盆栽を学んでみたら・・・・・見えなかった景色が見えてきました。

まずは地植えと鉢植えではその後起こり得る事が違うんだ!という大前提を踏まえている点が、僕のぶろぐでの記事群の特長です。極めて当たり前だけれども、だからこそ踏まえていないとその後迷走する事になってしまいます。

盆栽人はジャイアントセコイアに対し全く興味がない。ジャイアントセコイアに興味を持った人は盆栽の経験が無い一般の人。盆栽人(初心者ですが)としてジャイアントセコイアの培養に挑戦する日本語サイトで初めての日本人というのが僕のポジションなのでしょう。盆栽への予算は年間30万円以上(ただしくカウントした事はないがその数字ならウソにはならないレベル)で二年を越えました。ある程度お金を使わないと知識を得ませんし多くの方に会いに行くだけでなく購入もして快く知識の共有をして頂いてきました。盆栽の数は2017年末において数十鉢となりました。



この記事で仕切り直します・・・・・

僕はまずは、盆栽としてジャイアント・セコイアを育てる事、広める事に注力する事にしました。
当初は、山に植樹しようと思っておりましたが、もちろん、余力の部分で挑戦しようと思いますが、まずは盆栽にてノウハウを蓄積してみようと思いました。

★現時点で分かっている事は・・・・その他の樹でも共通している事ですが・・・・

・実生からしばらくは(数年)は、直射日光に当ててはダメ。朝の1~2時間は大丈夫。
・春~夏の終わり頃までは、こまめに剪定を行い、モジャモジャにさせない事。横に勢いよく成長しそうになるので剪定でそれを邪魔して、上に伸びるようにする事。状況により枝を抜くこと。
・もちろん抜いた枝なり葉は挿し木して増殖を狙う事。
・風通しの良いところに置く。鉢は少しずつ回転させて二週間に一周くらいのペースで全方向陽に当てる
・植え替えは盆栽の基本に倣う。小さな鉢から抜いてそのまま大きな鉢に移すような手抜きをしない。それは絶対にダメ。根を健康に作り維持し適度に更新する事。根とは人間でいえば血管。人間の血管が詰まったらどうなるか?つまり鉢で根がつまり大きな鉢に移してまた詰まらせたらどうなっていくか?盆栽ではその問題を受け流すテクニックがあります。盆栽(すなわち鉢植え)は根作りが最も肝要。根はとにかく大事!
・ヒノキと比較すると剛毛的な根をしている。直根(ちょっこん)を切断する際に判別し辛い。※このぶろぐ内の記事に根の画像あります。直根を抜くと成長が遅れる傾向に。しかし細い根を多く発生させ鉢で育てるに適した根を作れる。鉢で育てるには必須。八方向に均一に一次根を作っていくようにする事。極端に太い根を作らないようにする。極端に太い根は枝の発生において悪影響を与える。偏った成長が起こる。生物なのでなかなか思うようにはいきませんが理想としては一次根を八方向に綺麗に作る。
・感覚的なもので申し訳ないが、ヒノキや杉に対し耐寒性がさらに高い。冬に葉の色が濃くなるのはヒノキや杉よりもマイナス10度くらいの遅れがある。暑さに強いとは思えない。寒冷地に向いた樹である事は観察していて分かる。屋久杉のような特性です。

↑これは間違いないと断言できます。みなさんのところでも起こり得るでしょう。ただし・・・実生は個体差が現れるものでこれらの事に反する性の個体が発芽することがあるでしょう。
なお、挿し芽が成功した画像になります。挿し芽の重要ポイントは液肥など絶対に栄養を与えてはならないという事です。この挿し芽は秋挿しで12月に発根を確認できました。

giant_2017-12-22.jpg

★未確認ではあるけれども試している事など
・鉢は深いものではなく、横に広い鉢を選ぶべき。実生4年生の小さな苗に、40センチの広さ、深さ9センチ程度の鉢で育てている子が元気が良いです。
・土は高級盆栽園で購入する硬質赤玉土極小粒7割と鹿沼土極小粒3割(ホームセンターで買う硬質赤玉土とは質が異なるという俗説を一応信じてみた)
・鉢底は大玉硬質赤玉土を敷き詰め水捌けを良くする。
・種により同じジャイアントセコイアでも、葉の成長が妙に真っ直ぐ直線的に勢いが良い葉性とやたらと分裂しようとする葉性があります。ただし直線的に勢いがよい葉性でもやはり上方向への成長は鈍いです。このようなことは杉の実生でも起こります。

そもそも、100メートル近い樹高がありながら根は深さ2メートル程度しかないそうです。きっと、横方向に広がっているのでしょう。であれば盆栽もそうしてみるべきでは?と着想したのですが、きっとそれはヒットしたと思います。根がよく張っています。根がより充実すると成長に加速がつくかもしれません。

僕のところでは、こまめな剪定を行っているので、葉が赤くなってきて枯れる状況は確認しておりません。ネット上では根が原因で一部分の葉が枯れてきて、それが全体に・・・という推測がされていますが、そのような報告をされている方は剪定をしていないようなので、生い茂り過ぎて悪性のウイルスが繁殖してしまった可能性も考えるべきかもしれません。根が原因である可能性を否定する事は出来ませんが、葉を生い茂らせ過ぎると病気になり易い樹種があります。

葉に悪性のウイルスなりカビが生えそれが全体に広まるイメージです。根が原因で葉に影響がでる事も考えられるのかもしれませんが、常識的に考えて、剪定を怠りそうなってしまったという方がより多くの人を説得できるような。

そもそも鉢締める事は自然な行為ではなく、人間が手を入れてその環境で生きて行けるように手助けする必要がある訳ですが、ジャイアント・セコイアを鉢で育てると上方向への成長が極端に鈍り枝が異常に生い茂ってしまいます。

どこが先端で、どこを天に向けて成長すべきか?見失っているように思います。(頂芽の迷走)

そもそも、木本すなわち樹という生き物の頂芽と側芽のメカニズムが2017年現在仮説が唱えられているが未だ不明な事が多い状況。

ですから、なぜ、ジャイアント・セコイアを鉢植えすると迷走するのか?それも謎という事になりますね。

とりあえず、枝を抜く、葉の先を剪定するなど、雰囲気で頂芽を上へ上へと誘いました。

現時点で1メートルくらいの樹高の盆栽にしようと思っておりまして、その高さに向けて選定という介助をしてあげて、葉が生い茂り過ぎないように注意して様子を見ております。枝下60センチという比率を目標としているので冒頭の画像の枝はいずれ全て落とす事になるでしょう。

2018年以降に挑戦したい事は・・・・他の樹との根継ぎです。
根継ぎが成功したら山に植林する兆戦をしたいと思います。

おそらく杉と相性が良いはず。杉であれば日本の多くの場所に植える事が出来るでしょう。

今回の記事は以上です。

来年の今頃にまた更新します。

現地調査にいずれ出掛ける事になるでしょう。現時点では何を調査すべきか?まだまだ明確ではないので見送りです。

現時点で確認したいことは、樹齢1000年くらいまでの成長過程です。

10年毎の樹高、胸高直径。そもそも樹齢100年までは著しく成長が遅いとかあるかもです。
成長不良と言ってもそれは無意識的にヒノキやケヤキと比較しているわけで、日本人の暗黙知で書かれている訳ですよね。ああ!そうか、英語サイトを回ればいいのか!何をやっているのか