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論理構造及び整合性。樹と木材と作品 の巻 [木のはなし]

僕は木のオモチャを作って販売する仕事───といってもここ数年は制作数を極端に絞っていますが──その仕事にやっと論理構造が整いつつあります。

これまでは、木材を買ってきて、制作して、お客様に届ける。という流れでしたが・・・・。その木材は“樹”だったのです。“樹としての数十年(時には数千年)という時間”があったのです。

その“樹”はどんな風景で育っていたのか?あくまでも推察の世界の話にはなりますが、それでも、以前に比較し想像するにあたり“根拠”を多く持てるようになりました。生きている“樹”を可愛がるようになって。

樹を可愛がる遊び“盆栽”を楽しんでみて、どのように種から発芽し、どのように本葉を広げ、どのように栄養を吸収し、どのくらい日光や水を欲するのか?各樹により様々ではあるけれども、盆栽を始める前に比べれば、多くの事を知るようになってきました。

盆栽をする方は木材には興味が無く、木材に興味がある方は“樹”すなわち盆栽には興味がなく、その両方を究める方は、少なくとも僕の周囲には存在しなかったのです。

けれどそれは、聞けば教えてくれる人を無意識的に求めていたわけです。それは甘い。それなら自分が学べばいいのです。むしろ・・・未開の世界に踏み込むワクワク感を独り占めできるのです!

という訳で、ここ数年は生きている樹の研究を続けてきました。

僕は木材としてヒノキとケヤキが好きなので、その2樹を徹底的に研究してみました。まだまだ研究は続きますが、研究前に比較し少しの自信を持っていえる事は、どちらも生命としても素晴らしい樹だという事です。

種から発芽し、本葉が開き、じわじわと根を深くし、じわじわと年輪を形成し、根の量と葉の量が増え、成長がより確かなものになっていく。

今この瞬間も、どこかの山や林や自分の家の庭で樹が成長をしています。ぐいぐいと大地から根を通して水を吸い上げています。

太陽で核融合されて発せられた太陽光線を葉が吸収する。太陽の周囲を地球が周回する。地球には地軸があるので春夏秋冬がある。時間の経過があって成長する。いや水だけでない。“水”と“光”が合わさり成長できる。

樹の年輪はすなわち、アインシュタインの相対性理論で唱えられる“時空”が刻まれているのです。

樹とは宇宙の中に存在する・・・・・○○なのです。

○○とは?

みなさんの知る楽しみという権利を奪ってはいけません。そこまでは踏み込まないようにします。

年輪とは時空であり、宇宙の神秘、地球という奇跡。そんなものが籠っているわけですね。



そんな場所に立ち、樹を見ると・・・・・・ほら、体の中から言葉が浮かんでくるのです。

見たものだけが語れる景色。

これだ!この景色だ!

ここで見えた景色で、作品を作っていこう。

やっと、僕の作る作品に、樹と作品の関係に整合性が出来た。



木材は材料ではない。次の命──作品──への種(シード)なのだ



と、こんな事を夜中に思うのでした。




おやすみ。敢えて校正無しで。心にふわふわーっと沸いてきた言葉を素直に残しておきます。

(つまりは、詫び寂びとは、あくまでも宇宙の中の極局地的な時空が前提の概念なんですね。和の概念というより宇宙の概念になるのか)

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