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ケヤキの珍品(大品)の巻 [盆栽のはなし]

こんなケヤキも育てています。

盆栽という世界では無価値といえる品なのですが、僕はこのケヤキを大変気に入っています。
もう10年とか、もう20年過ぎると、これはこれで迫力が出てきて、認めてくれる人が現れるでしょう。

落葉が進み、幹が見えてきましたが、新緑の季節では葉が生い茂り根元しか見えないくらいにモジャモジャです。

高さ80センチほど。

おそらく・・・・・樹齢30年程度と推察しています。それ以上は無いかと。20~30年の間。最短で20年くらい?

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このケヤキのここまでの歴史ですが、詳細が分からないので、現物の状況から察すると、里で生えていた実生ものを元に作り込んできたはず。10年程度掛けてこの太さにまで成長していたのだと思います。山奥では山の斜面で根元が曲がるのですが、このケヤキは平地で育っていたと思われます。

それを、根を整理したり盆の中に入る大きさに整え、いわゆる鉢上げをして、幹に枝を発生させて、巨木の雰囲気の作品を作ってきたのだと思われます。鉢上げしてから10~20年程度と思われます。んー、でも、枝の古さから察するに、20年はないかな。10年という事はないし・・・・15年?うーん。今日現在の僕では判断しきれません。

とにかく、鉢上げしてからは成長が遅くなり、鉢上げ後は幹の直径は1~2センチ程度しか太くなっていないはず。

幹をズバっと落としてあり、穴が開いて洞(うろ)になっております。

keyaki-big003.jpg

しかし、治癒が進んできていますので、いつかは完全に塞がってしまうかもしれません。
僕の所では直接雨が当たらない場所で培養しております。雨水の進入がもうありません。

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ここまでの作者さんは一人。お亡くなりになられたようで、短期間に数人の人の間に渡り、僕のところへやってきました。

僕は、造園屋さんの親方から譲ってもらったのですが、値切り大作戦を行い、最初の値段の20パーセントくらいまで下げてもらう事に成功しました。親方はこのケヤキにかなり執着があり、難しい商談になるかな?と思ったのですが、「盆栽としては価値が無い」という僕の一言に想像以上に反応し、折れてくれたのでした。

盆栽としての価値は無いという件ですが、例えば、盆栽は「正面」というものを想定し作るものですが、このケヤキは八方に枝があるなど正面という概念はありません。盆栽の大基本を踏まえていません。
それと、やや無理やりに鉢上げし、時間が経過し塞がってきているとはいえ、あちこちに傷口があります。盆栽は繊細な世界ですが、こちらのケヤキはやや荒っぽい作りです。しかし自由で豪快なオーラがある品なのです。

とはいえ、盆栽の世界での価値観でチェックすると、色々と気になる点があります。ある程度の改作を行うべきだと僕は考えております。さっそく、撮影の後に枝を抜いたりコブを落としております。

こういう品を創作系と呼ぶのだとか。
僕はいくら詰まれても売る気はありません。それくらい気に入ってます。(欲しいと思うような物好きは僕以外いないでしょうが)

某造園屋さんに置いてあり、一目惚れしました。予約済みという札が付けられていたのですが、いつまで経ってもそのままなので、ひょっとして試されてるのかな?と親方に声を掛けたら、「おう。それでも気になるって人を待ってたのよ」との事。

初めて見たときは新緑の季節。きれなグリーンの葉につつまれたこのケヤキを見たときに、なんて素敵なんだ!と衝撃を受けました。

某大型ホームセンターの中に併設されている造園屋さんなので、もしかしたら、このケヤキを知っている方がいらっしゃるかもしれませんね。それなりに声を掛けられたそうです。

本来なら3年に一度は、鉢から抜いて根を整理し戻す作業が必要なわけですが、おそらく、5年以上それをしていません。ですから、鉢底から根があふれ、しかも、太く成長しているので、来春の作業では、鉢をハンマーで壊さないと抜けないと思われます。1000円もしないような安っぽい鉢なので迷いはありませんが・・・・・

ヒノキの盆栽など、生命力が旺盛でない樹種では、根を整理し更新しなければ樹勢が落ちてやがて枯れます。しかしケヤキは超生命力なので、鉢の底から根を生い茂らせて、積極的に生存しようとするのです。頼りになるヤツです。

あと10年も過ぎれば、これはこれで良い品になることでしょう。
来春は根の整理と小枝を作り直します。数年放置されていたようですから、良い状態に復活させましょう。
数か月悩んだすえ、いくつかの枝を抜きました。

次は、ケヤキの寄せ植え

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手入れが行き届いていない品だったので、かなりボーボーでした。それを剪定し、針金を掛けて、整えてみました。これは・・・・樹齢3~5年くらいなのかな?これも気に入っております。

次は一位(イチイ)の豆盆栽

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おそらく・・・・・一位の枝を切って、根を出させたものであり、実生ではないと思います。幹で計れば樹齢5年くらいになるのでしょうか。
このくらいの大きさの盆栽はカワイイですが、水切れの心配があり、注意深い人でないとすぐに枯らしてしまうと思いますので注意です。僕のところにきて二か月ほどでしょうか。今のところ元気です。


次は・・・謎の木

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僕の家は、いわゆる、武蔵野台地の最北端にあります。典型的な武蔵野の森が近くにそれなりにあるので、強風の次の日は枯葉が大量に舞い込みます。

さらに、種も飛んでくるようで、春には実生の芽がいくつも発生してきます。秋になっても残っているものは少ないのですが、この、謎の木を鉢上げしてみました。何の木でしょうか。

ちなみに、今住んでいる家を購入した時、庭に、実生の2年~3年生のケヤキが発生していました。もちろん鉢上げして育てています。

木が大好きな僕には最高な場所です。


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